齊藤寮ブログ:奇縁都市を行く

作家、役者、劇団リベラトリックス主宰の齊藤寮のブログ。SFやらファンタジーやら芝居やら。

読書はしてます、少しずつ

本をちょこちょこと買います。
新刊も古本も。
その帰りに図書館に寄って借りてきたり。
でも結局、全部読めなくて返却。
買うペースと読む速度がまったく見合っておりません。

と言っておきながら、本好きなのか、と問われるとちょっと自信がない。

十代の頃。
よくよく思い返してみると、当時はそこまで読んでいなかった。
角川ホラー文庫で『幽霊狩人カーナッキ』や『妖怪博士ジョン・サイレンス』などに
出会ったりはしていたけれど、全然たいして読んでない。
でも本屋にはよく行った。
理由は小説ではなく、TRPGのルールブックを買っていたから。
そう、自分の青春は大体、TRPGと格ゲーとMTGで埋まってたのでした。


じゃあ、本を読むようになったのは?
芝居の台本を書き始めてからです。
つまり、必要に駆られて。
そこで読んでいくうちに、少しずつ増えていって、

気づいたら、今までで一番本を読むようになった。
とは言いつつも、年間百冊も行かないくらい。
これじゃ本好きとは言いづらいかなあ、と。

 

まあ、読むスピードが全然追いつかなくて、
家に積み本がどんどん溜まっていってますが。

暑くなってまいりました

なんだかんだと、また間が空きました。
気づいたら二ヶ月、早い。


あと、口調を変えてみてます(どうでもいいか)。


最近、ジャズを聴き始めました。
そんなに大した量を聴いてるわけでもないんですが。

理由は単純。漫画『BLUE GIANT』を読んだから。
ジャズ漫画。
あれ、すごく面白いです。

それで興味を持ったところ、たまたま家に
イモータル・ジャズ・コレクションなるものが四枚ほどあったので、
これ幸いとばかりに流してます。
テーマ別のアンソロジー(CDもアンソロジーって言うんだろうか)で、
なぜか筒井康隆の掌編小説が載っているといいう豪華仕様。
今のところの好みはハード・バップというやつ。

まあ、素人なので甘々な聴き方です。
まだ曲名もミュージシャンも全然知らない。
詳しい人からはツッコミが入りそう。


あとジャンゴ・ラインハルトのCDを一枚買いました。
この名前は昔、ケラリーノ・サンドロヴィッチ氏の
オーディションを受けたときに知ったもの。
最初に筆記で、「知ってますか、好きですか?」とアンケートが出され、
羅列された言葉の中に入っていたのを覚えてまして。
それと『ベルヴィル・ランデブー』ですな。


とりとめない近況報告。
では。

 

 

近況

春の風にすっかりやられてしまった。

もともと季節の変わり目には弱いのであるが、初夏か? と思えた暑さから途端に十度近く下がる気温。
そして強い風。自分は風に当たり続けると体温を奪われやすい。

そんな訳で風邪を引いた。今年二回目。
今まで風邪は年一ペースだったのに。体力低下か。

そんな中、知人の出演舞台を観に行く。
ハイナー・ミュラーハムレットマシーン」を十もの団体がそれぞれ演出する。

刺激的な企画だろう。

が、そんな体調のため冷静に観ていたか怪しい。

終演後はあまり挨拶せずに帰ったし。

やっぱり鑑賞にコンディションは大事。


で、今は風は収まりつつあるものの、
代わりに治療したはずの歯の奥がまた化膿したらしく、何も噛めないほど痛い。

ボロボロだな。

雑感:伊藤計劃について

伊藤計劃という作家がいた。
SF作家で、若くして亡くなった。

虐殺器官』『ハーモニー』『メタルギアソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット
円城塔が書き継いだ『屍者の帝国』そして短編。

作品は少ないが、ほとんどがアニメ映画化されているので、知っている人も多いだろう。
SF畑の人たちには強い印象を残した作家。
最近まで「伊藤計劃以後」といったプロジェクトがあったほど。

自分は小説も読んだが、何よりブログに強い影響を受けた。
読み始めたのは彼の死後だが(今もページ残っていれば読めると思う)、
普段は人のブログをあまり読まないくせに、彼のブログは貪るように繰り返し読んだ。

特に映画評。
伊藤計劃の映画の見方は、自分など思いもしないようなレベルでの解析だった。
スピルバーグの『宇宙戦争』のキャッチボールに関する評などは鳥肌が立った。


だから自分は

伊藤計劃が生きていたら何を書いただろう。

と思うことより

伊藤計劃が生きてあの映画を観たら、どういった感想を書いただろう。

と思うことが多い。


ブレードランナーとかアベンジャーズ以降のアメコミ映画とか
どう思ったんだろうなあ。

2018年どこかの旅

ろくに更新せぬまま年が明けてしまった。


去年、抱負という大層なものでもないが目標を立てた。

・本を100冊読む
失敗。数えてないが40冊くらいだろう。

・台本書いて台本以外も書く。
台本は書いたがそれしか書いてない。

・体を少し鍛える
少しどころかろくにトレーニングしなかった。

・芝居する
これはかろうじてクリア。劇団の再起動が果たせました。


失敗ばかりな感じだな。
新年早々寂しい話題もなんだし、今年はほぼ同じ目標をもう一回掲げよう。
今年こそはー。

そんな訳で、2018年も、どうぞよろしくお願いします。

本を買う

最近、積読が激しい。

これ、たしか「つんどく」でよかったと思うんだけど、
どうだったかね。

買ってばかりで読んでない。積み上がる。

誰かが積読も読書のうちだと言っていたが、これには疑問がある。やはり読まれてなんぼだろう。
だが、別の誰かが言っていた、本には読まれるべきタイミングがあるという意見には首肯する。
これはすぐ読め、ではなく、今は解らなかったとしても後日理解できたり、後の方が楽しめたりすることもある、てこと。
そのタイミングが来た時のために、本は気になったら買っておく。
今は書店から消えるのも早いし。

そんな訳で、いまうちにある未読本は三ケタいってます。

『火星の人』と『オデッセイ』

書く話題に迷ったので、映画の話でも。

公開自体はすでに過去だが『オデッセイ』観ましたよ。
原作はアンディ・ウィアー『火星の人』。
火星に取り残された宇宙飛行士がたった一人生き延びるサバイバルもの。
原作は既読、メチャクチャ面白くてハマった。そして映画の監督はリドリー・スコット。そりゃ期待します。
が、期待するだけして劇場にはついに行かず、今になってDVDで視聴。


ネットで「火星版DASH村」とか言われていたが、確かにその通り。いや原作からしてそうなんですが。
原作の起こりまくるトラブルはある程度減らされスッキリ。まああれを全部やったら尺足りなくなるだろうし、それでも問題山積み感はバリバリ来る。
マット・デイモンはとにかく明るいオタクであるワトニーをしっかり熱演。特にあの序盤と終盤のあの肉体は凄い。たぶんCGじゃない。
それでも原作に比べ、シリアス感は増したか。まあ映画で「おっ○い!」とかは言えないか。
あと原作でちょっと引っ掛かった、ミッチ・ヘンダーソンの処遇が映画ではバッチリ○○になってた。だが演じたのがショーン・ビーンだったため逆に不憫に思えてしまう。
クライマックスに向かう途上で流れる音楽、特にデヴィッド・ボウイが泣けてくる。

まあ、つまり映画も大満足だったわけで。


で、その後に読んだのがジェフリー・A・ランディスの『火星縦断』。
これも火星に取り残された宇宙船クルーのサバイバルものだが、日本語訳の初版は2006年。
正直十年近くも前のものと比較するのもアレだが、火星の人を読んだ後だと物足りない、てのが正直な感想。
火星縦断にあるクルー間の疑心暗鬼や秘密、生存途中での新発見などのサイドストーリーが、余計な枝葉に思えてしまう。邪魔くさいのだ。

考えると、純度100%サバイバルとして成立させた火星の人はやはり抜きん出ていたということだろうか。

これ、読む順番が逆、つまりちゃんと時期に沿って読んでいれば良かったかもしれない。


おや、映画の話からずれたぞ。
ま、昨今はSF小説原作の映画が増えてきて嬉しい。

次は『メッセージ』観るか。